実家をリノベーションするタイミングとはどのようなとき?
結婚や出産のタイミングで自宅を新築して、子どもが旅立つ頃になってくると、自宅も経年劣化が見られるようになっていきます。
築20年も経つと価値も低くなり、耐震強度も心配です。
親は高齢になり、今更新しいところに住みたいと思わないかもしれません。
実家をリノベーションするタイミングとはどのようなときでしょうか。
築年数が増えて劣化が気になるとき
実家をリノベーションするタイミングとして、築年数が増えて劣化が気になるときといえます。
よく、子どもがいなくなり夫婦だけの生活になると、家を売ってアパートを借りる資金として賃貸に変える場合もありますが、今まで住んでいたところを手放すことは少しもったいないと考えるかもしれません。
今までの思い出が一緒になくなってしまい、子どもたちが帰る場所が元の実家ではなくなってしまうことになります。
この場合リノベーションをして内装を新しくするだけで、ずいぶん印象が変わったり新しくなります。
住んでいるところは変わりませんので、今までの暮らしを変えることなく、住み続けることができます。
そのため遠くなって友人に会うことが難しくなったり、買い物に困ったりなど不便なことになることもありません。
キッチン、トイレなどの水回りを変えたいとき
キッチントイレなどの水回りも築数十年たつと、劣化が目立つようになってきます。
水回りはカビや汚れが付きやすく、清掃も大変な場所です。
毎日使っていることにより掃除がおろそかになって、きれいな状態が保てなくなります。
次第に設備なども劣化したり、もし故障しても必要な部品を注文することができなくなったり不具合も生じてきます。
シンクのステンレスは次第にさびてきたり、風呂周りの黒い汚れも気になりだすかもしれません。
このような際、キッチンとトイレをいれかえて、リノベーションをすることで水回りがきれいな状態になります。
古く見えた実家の中が、ガラっと変わった印象になります。
家族が増えたとき
実家をリノベーションするタイミングとして家族が増えたときが挙げられます。
近所に住む親族が同居することになったなど、さまざまな事情があります。
プライベートな空間は必要ですから、間取りを増やして部屋を増やしたいですよね。
そのようなときにリノベーションは便利といえます。
建て替えはお金がかかります。
部屋を増やすだけならリノベーションをしたほうが、費用が抑えられ、日数もかかることがありません。
新しい部屋が自宅の中にできて、実家が新しい家になったようです。
家族が同居するとき
子どもと同居して孫の世話を見ながら生活することになった、高齢になった親を心配して娘家族が同居することになったなど、実家に新しい家族が同居する場合があります。
敷地があり、もともと間取りも多く取られているのなら、リノベーションがおすすめです。
キッチンや玄関を増やして生活を分けることになり二世帯住宅のようにしたり、生活を分けることで暮らしやすくなるといえます。
新しいクローゼットを作るなど、収納も必要になるかもしれません。
リノベーションでは壁紙や照明など、自分で決めれます。
新しい家族に内装を決めてもらうなど手伝ってもらいながら、新しい家を一緒に作っていくような感じです。
高齢にそなえたバリアフリー化をしたいとき
若いころに住んでいた家は高齢になると思わぬところで不便だと感じてきます。
部屋との間のちょっとした高さで躓いてしまったり、階段に手すりがなくて使いにくい、ベランダへの段が高すぎで足が上がらないなど今までできていたことにも、体がついていかなくなり、やがてけがをしたり住みにくいと感じるのです。
高齢になると腰や足を悪くして歩きにくくなったり、本当に弱ってくると杖や車いすなど利用する人もいます。
自宅に手すりをつけてバリアフリーにしたり、歩きやすいように広い通路にしておくのもおすすめです。
またこれらのリノベーションは足が悪くなってからでは、少し遅いといえます。
将来のことを見据え、あらかじめ実家のリノベーションの準備をしておくことで、安全な暮らしができるといえます。
また資金は親本人だけでなく子供も援助することで、よりスムーズにすることができたり、将来の暮らしを家族で応援する格好になるといえます。
耐震強度や災害にそなえて
築数十年を過ぎると経年劣化を起こし、地震や災害などへの実家の強度も心配です。
これらは安全かどうか調べることができて、今実家がどれくらいの震度に耐えることができるか、検査することもできます。
必要に応じて耐震が高まるような柱を新たに入れたり、窓を二重窓や壁に断熱材をいれることで補強することになり、思わぬ災害から家を守ることができます。
震災もいつ起こるかはわからないものです。
いつかのために事前に準備しておけば安心して住めるようになります。
見た目は古くても中身がしっかりしているなら、居心地は良いです。
また、補強は築年数が増えると思わぬ出費になったりもします。
リフォームにするか新築にするか予算の問題で変わらなくなってくる場合、リノベーションとは違う方法を選んだほうが良い場合もあります。
まずは面倒でも、業者に詳しい問い合わせや、予算の見積もりを依頼することがおすすめです。
まとめ
実家をリノベーションするタイミングはいくつかあります。
主に自分たちが住みやすくするためや、ほかの人が新しく住み始めたときになります。
リフォームや新築のほうが意外に予算を抑えられて良かったという場合もありますが、リノベーションでもお金をあまりかけないで変えることができます。
壁紙や水回りが変わると、ガラっと変わった印象になり、新しい家に変わったように感じやすいです。
これからも長く住みたいと考えるなら、老後のためのバリアフリーのためのリノベーションや、震災に耐えるためのリノベーションも必要です。
新築より工期の期間も短くでき、予算もかかることが少ないため、自宅のことで気になることがあるのなら始めやすいリノベーションはおすすめになります。
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