リノベーションを成功させるポイントは？リビングに注目して解説

 

リノベーションはリフォームよりも規模を大きくし、ときに建物の構造部分にまで手を加える改修工事です。

 

そんなリノベーションもリビングに注目することで、大きな変化を実感できるリノベーションが受けられます。
なぜならくつろぐ時間や家族との団らんはリビングで行われるからです。

 

そこで今回は、リノベーションを成功させるポイントを紹介し、リビングのリノベーションにかかる費用目安について解説します。

 

リノベーションを成功させるポイント

リノベーションを成功させるポイントとして、次の点が挙げられます。

・快適な室温で過ごせる
・スムーズな動線
・照明のイメージ
・掃除のしやすさ
・好みのスタイル

リノベーションは、ついリビングなどの外見を意識してしまいますが、実は快適な気温で過ごせるかがとても重要です。

 

暖かい空気は天井に上りやすく、冷たい空気は床に降りやすい傾向があります。

 

リノベーションで吹き抜けにしたり、拡張したりといったことも検討しますが、冷えやすい部屋になってしまうので注意しましょう。

 

動線も重要です。

 

テレビやソファを設置しても移動しやすいリビングや部屋になるかといった動線をイメージしましょう。
リノベーションを手掛ける業者であれば、そういったイメージをつけやすいので相談するのも手です。

 

照明をイメージするのも重要です。
夜はくつろげるか、昼間は太陽光が活かせるか、インテリアとマッチするかといった点に注目しましょう。

 

掃除のしやすさもポイントです。

 

手入れがしやすい素材や汚れにくい床材、ロボット掃除機が動きやすい平面、あるいは掃除機をかけやすい間取りといった点を意識する必要性もあります。

 

最後が好みのスタイルかどうかです。

 

和風のスタイルにしたいのに、流行りの北欧風にしてしまったり、インダストリアルにしたら何となく個人的にも家族全員でも、落ち着かなかったりといったこともあります。

 

そうならないようにインテリア雑誌などを見たり、見学したりして検討しましょう。

これらのポイントを押えてリノベーションをリビングに施工してもらうのがおすすめです。

 

リビングのリノベーションの費用目安は？

リビングのリノベーション費用は、10万円から200万円が目安になります。

 

これだけ費用が異なるのは、リノベーションをどこまで行うかといった点にかかって来るからです。
最初にリノベーションの種類ごとの費用目安として次の内容について解説しましょう。

・クロスの張り替え
・フローリングの張り替え
・間仕切りの設置
・間取りの拡張
・床暖房の施工

最も手軽にできるリノベーションがクロスの張り替えです。

 

リフォームにも近い内容の施工で、こちらの費用目安はリビングの広さによって次のような相場になります。

・12畳：9万円前後
・10畳：7万円前後
・8畳：6万円前後
・6畳：5万円前後

 

費用相場の傾向として10畳と8畳の間はそこまで費用に差がありません。

 

そのため、節約して10畳のリビングに8畳分だけクロス張り替えするといったことよりも、10畳全て張り替えてしまった方がそこまで大きな出費増にならずにリノベーションができます。

 

フローリングの費用相場は約7万円から40万円です。

 

実はフローリングの素材選択によってリノベーション費用が一気に変化するため、目安として次のような相場を紹介するものの、フローリングの料金によってかなり違ったものになります。

 

気になる方は施工業者に確認するのがおすすめです。

 

・12畳：14～40万円
・10畳：11～30万円
・8畳：9～27万円
・6畳：7～20万円

これらの費用目安を参考に確認するようにしましょう。

 

間仕切りの設置の費用目安は約8～25万円です。

 

これは、ライフスタイルの変化に合わせて部屋の形を変えたり、リビングをコンパクトにする目的で間仕切りの壁を新たに加えるリノベーションです。

 

この間仕切り壁のサイズによって費用は変化し、一般的な住宅の場合の費用目安が冒頭のような費用になります。

 

一方で、間取りを拡張させてリビングを広くするリノベーションもあります。
こちらの費用相場は1か所約4～10万円です。

 

ただし、建物の構造を変更させたり、天井や壁を補修したりする場合や電気工事を施工して配線をし直す工事も伴うので、それ以上の費用が発生する場合はあります。

 

その場合は、費用相場の倍以上の金額を予算として用意することが必要です。

 

最後が床暖房をリノベーションで設置する場合です。
床暖房はフォローリングや床を取り外して設置するので費用が多くかかります。

 

特に温水式はランニングコストが安い反面、導入時に熱源機を取り付けるなどするため、リビングの広さによっては100万円近く発生するケースも見られます。

 

一方、電気式は比較的コンパクトなリビングに適しているうえ、すぐに温められる点がメリットです。
実際30万円程度で設置できるケースも少なくありません。

 

ただし、常に電気で熱を発生させる必要があるため、ランニングコストは高くなる点に注意しましょう。

 

このように主なリノベーションを組み合わせることでリビングのリノベーションを行っています。
次の項目では予算別のリノベーション内容について解説しましょう。

 

費用相場に見るリビングのリノベーション内容

最後に費用相場ごとのリビングのリノベーション内容を大まかにまとめます。

 

まず、50万円の予算の場合は、クロスの張り替えやフローリングの張り替えといったリノベーションが主な内容です。
これだけでも雰囲気は一気に変わるでしょう。

 

次に100万円未満の予算では、リビングを拡張したり、畳をフローリングにしたりといった大きなリノベーションが可能です。

 

最後のそれ以上の予算になると、床暖房の設置も視野に入ります。
さらに吹き抜けの構造にしたり、無垢フローリングに検討するといったことも現実的です。

 

まとめ

リノベーションは玄関や収納、キッチンなどでも施工されますが、リビングで特に効果を実感できます。
さらに費用を抑えたい場合はクロスの張り替えをすることがおすすめです。

 

一方で、リビングのリノベーションは大幅な変化を加えられるので、予算はいくら用意しても足りないといったことも珍しくありません。

 

今回紹介した内容を参考に、予算や希望するイメージに合わせてリビングのこだわりリノベーションを検討してみましょう。