ーリビングのリノベーション成功の秘訣は?おさえたいポイントを紹介ー
住宅のなかでも、暮らしの中心の場となるリビングのリノベーションをするなら、より居心地の良い空間にしたいものですよね。
しかし、リビングのリノベーションで後悔しているという方がいらっしゃるのも事実です。
そこで、リビングのリノベーションを成功させるポイントをまとめました。
リビングをリノベーションするときに実施したい準備3つ
リビングのリノベーションを業者に相談するときには、次の3つを準用しておきましょう。
業者との打ち合わせがスムーズにできるだけでなく、プロならではのアドバイスをもらえ、より快適なリビングにリノベーションできる可能性が高まります。
1.家族と希望を話し合う
リビングは家族が集まる、団らんには欠かせないスペースです。
そのため、リビングをリノベーションするなら、家族全員の希望を確認することが大切です。
どのようなテイストのインテリアにしたいかだけでなく、リビングの過ごし方に適した家具の配置まで話し合うと良いでしょう。
また、現在のリビングに対する課題を抽出するのもおすすめです。
例えば、「今の間取りでは、料理中に子どもたちの姿が見えないから、キッチンとリビングをつなげたい」などのように、課題をリノベーションによって解決できる可能性もあります。
家族とリビングのリノベーションについて話し合うことで、より快適な空間づくりができるでしょう。
2.スケジュールを組む
リノベーションにどのくらいの期間が必要か把握し、工事を行う時期を検討することも大切です。
例えば、リノベーションには騒音などが発生するため、受験生のお子様がいらっしゃる場合は受験が終わってから実施したほうが良いでしょう。
また旅行などで家を空ける予定があるなら、その時期に工事をするのは避けた方が賢明です。
前もって、リノベーションをするのに都合の良い時期を把握しておきましょう。
3.予算を確保する
リビングのリノベーション費用は、工事内容や規模によって異なります。
次の章で解説するリノベーション費用の相場を元に、予算を決めて確保しておきましょう。
予期せぬ理由から施行中に追加工事が発生してしまっても対応できるよう、少し多めに予算を確保しておくと安心です。
また、依頼する業者を決めるときには、具体的な費用を複数の業者に見積もりを出してもらって比較しましょう。
リビングのリノベーションの費用相場
リビングのリノベーション費用は、施工内容やリビングの広さなどによって大きく異なりますが、最も多い価格帯は数十万円から100万円ほどです。
次からは、予算を確保する際の参考となるよう、リビングのリノベーションにかかる費用目安をまとめました。
・フローリング張り替え:10万〜20万円/10帖 工期2〜5日
・クロス張り替え:5万〜15万円/10帖 工期1〜4日
・間仕切りを設置する間取り変更:8万〜25万円 工期1〜7日
・間仕切りを撤去する間取り変更:40万〜100万円 工期4〜8日
・床暖房の設置:60万〜120万円 工期2〜4日
リビングのリノベーションで必要な工事を予想すれば、大まかな費用が把握できます。
工事費用に加えて、撤去した床や壁、廃材などの廃棄費用などが発生する可能性もありますので、予算は多めに確保しておくことがおすすめです。
リビングのリノベーションを成功させるポイント3つ
リビングをリノベーションするときには、
・インテリアのテイスト
・生活動線
・資材の素材
…の3つをよく考慮する必要があります。
これらが曖昧のまま施工してしまうと、工事が終わった後に「こんなはずじゃなかった」「イメージしていたリビングと異なる」など、理想のリビングに仕上がらないかもしれません。
これら3つをどのように考えるべきか、次から詳しく解説します。
1.インテリアのテイストを決める
「おしゃれな北欧系のリビングにしたい」
「クールなインダストリアル系にしたい」
…など、インテリアのテイストを決めると、床の素材や壁のクロスの色などを決めやすくなります。
ここで注意したいのが、床と壁の色や素材のマッチングです。
リビングのリノベーションの失敗で多いのは、床と壁の色がマッチしていないことです。
理想とするリビングの画像を探し、それを参考に床材や壁のクロスを選ぶとミスマッチを防げるでしょう。
テイストを決めるときには、インテリア系の雑誌やWebサイトの画像が参考になります。
2.生活動線を考慮する
どんなにおしゃれで素敵なリビングであっても、生活動線が非効率だとストレスになってしまいます。
例えば、以下のような失敗例があります。
・玄関からリビングが丸見えで来客時にプライベートが心配
・リビング階段を設置したが、子どもが頻繁に上り下りするので落ち着かない
・ソファとテレビの間を横切って移動しなければならず、ソファでくつろぎにくい
・あえて部屋の中央に古材の柱を残してみたが、視界が遮られるうえ移動しにくく邪魔でしかない
・リビングに段差を作ってしまったので、ロボット掃除機の利用が難しい
リノベーションをした後の生活を想像して見ると、不便がないかどうか見えてくるでしょう。
3.手入れがしやすい素材を選ぶ
仕事や子育て、趣味の活動などで忙しい方は、手入れしやすい素材のものを選ぶと後悔せずに済みます。
例えば、無垢材のフローリングは自然の温もりを感じられますし、色合いの経年変化を楽しめるといったメリットがある一方で、定期的なメンテナンスが必要です。
手入れをする時間を取りにくい人にとっては、かえって負担に感じてしまうかもしれません。
自分のライフスタイルと照らし合わせて、手入れがしやすい素材を選びましょう。
リビングのリノベーションで考慮したい設備3つ
リビングをリノベーションするときは、間取りや部屋の雰囲気などを重視しがちですが、事前に次の3つについて決めておくことも大切です。
・コンセントの位置
・エアコンの設置場所・台数
・収納スペース
これらは見落としがちな設備のため、リノベーション後に後悔することの多いものです。
次から詳しくみてみましょう。
1.コンセントの位置
リビングをリノベーションしたときに失敗したと後悔することが多いのが、コンセントの位置です。
コンセントの位置を考慮せずにリノベーションした結果、次のような状況となってしまったという声は少なくありません。
・テレビを置く場所の近くにコンセントがない
・家電に対してコンセントの数が少ない
延長コードを活用すれば解決しますが、せっかくリノベーションをするなら、適切な場所にコンセントを設置したいものですよね。
家電や家具の配置を考えて、コンセントの位置を決めましょう。
2.エアコンの設置場所・台数
間取りを変更すると、空調の効率が低下する場合があります。
よって、エアコンの設置場所や台数も考慮しましょう。
間取りの変更を伴うリノベーションをするなら、空調効率に変化が生じるか業者に相談し、エアコンの設置場所や台数を検討すると快適な空間をつくれます。
3.収納スペース
リビングに収納スペースをつくることも大切です。
リビングは家族が日常的に集まるぶん、モノが散乱しやすい場所でもあります。
チェストなどの収納家具を置くスペースを確保するのも良いですが、壁面収納をつくるのもおすすめです。
片付けが苦手でも、効率よく収納できるでしょう。
まとめ
リビングのリノベーションは、この記事で紹介したように念入りに準備をすることが重要です。
インテリア性の高さだけでなく、過ごしやすさを考慮すると、リノベーションをするときに注視したい要素が明確になり、快適に過ごせる空間が手に入るでしょう。
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